フォトの朝顔は 「江戸風情」というそうです。白と紫の模様は ひとつとして 同じものがなく ときに こんな花もあったりするの。
さて ファインダーを覗いていたのは 午前6時半頃でした。
ちなみに「江戸風情」は 庭の南側 つまり 市道側のフェンスにからまりながら咲いているので 道路に出て撮ることになります。
早朝とはいえ たまに 車や散歩人が通るから じゃまにならないようにしなくては。
そんな気を使いながらも 撮ることに集中していると 自分だけの世界に入ってしまいます。
この日も そうでした。
撮影に夢中で 「おはようございます」と言われるまで お向かいの家主さま（40代）の存在に気がつきませんでした。
気づかないのは当然で 彼は 自宅の駐車スペースにある車のなかにいて エンジンはかけずに なにやら出勤の準備をしていたようです。いったん車から降りて 玄関に向かうとき わたしに声をかけたのです。
あいさつをされて 「おはようございます」と返そうとしたのですが 急にむせ始めて かなり 咳き込んでしまいました。
おそらく わたしは フォトを撮っているとき 無意識に息を止めていたのかもしれません。
彼のあいさつにびっくりして つばをのみこんだのか 空気をのみこんだのか。それらが 気管のほうに入っていきそうになったのでしょう。
異物とみなして 防御反射をした我がカラダは まっとうだったわけですが いかんせん その苦しさといったら 息ができないほどでした。
とにかく ことばを発せられない。
腰をかがめて 見苦しいほどにむせながら お辞儀だけはしましたよ。
「大丈夫ですかぁ？」という彼のことばに
あ～あ よほどのオバアサンに見えているだろうな～
と 情けない気もちになりました。
まぁ 69歳といえば いわゆる「オバアサン」類に入るのは もっともなことでしょうよ。
今回は 食べ物でむせたわけじゃないけど これまでに お煎餅を食べてたら むせちゃったことがあるし ほくほくのかぼちゃを食べていて そうなったこともありますもん。
若いころには経験しなかったことが どんどん起こり始めています。のどの筋力低下など 加齢によるカラダの変化は とどまるところを知りません。
日頃から ゴックン筋を鍛えるようなことを やらないとなぁ。
たとえば こんなの。
できるなら ゴックン上手な 老女でありたい。
No.205ご訪問下さって ありがとう💗
